宿題はちゃんとやっていきましょうね!

脳が忘れる仕組みと記憶するための方法をご紹介しましたが、これが宿題とどう結びつくの?というと、

学校や塾、家庭教師の先生が出す「宿題」の内容は、どこからでますか?

予習が宿題になることもありますが、小中学生の場合は、授業で習った単元・範囲から出ますよね。

つまり、「教えてもらったこと」を「家で記憶させる」ための手段として「宿題」を出しているのです。

なので、宿題はちゃんとやっていきましょうね!やってみて疑問や解けない場合は、もとの記憶情報自体が曖昧なのです。それは悪いことではありません。何が足りなかったかが明確になるのは素晴らしいことです。

次の授業のときなどに聞いて、足りなかった部分を補えばいいのです。次はその内容を覚えるために、再度その部分を「宿題」にして取り組めばいいということです。

過去の部分を塾や学校で宿題にしてもらうのは難しいですが、家庭教師であれば、定着するまで同じ範囲も含めて宿題計画を作ってもらえます。

もし、理解するのがゆっくりめだというお子さんなら、家庭教師をやってみることをお勧めします。

やるべきことは3つ

*覚えるための強い意志
「これを覚えよう!」という意思を持ってください。そんなことが必要なの?と思うかもしれませんね。ですが、考えてみてください。好きなアイドルグループのメンバーの顔と名前を覚えるのはすぐできませんか?これは好きなことは覚えたいという意識が働いているからです。まずは覚えようという意思を強くもって取り組んでください。
*情報を整理して理解する
覚える内容はなにか理屈をつけて覚えるようにすると、一時記憶から短期記憶に入ります。
歴史年表を語呂あわせで覚えるといった具合です。記憶することを項目に分けて整理するのも一見時間がかかるので非効率かもしれませんが、なにを覚えたらいいのかを脳も整理をするので、実は効率的です。
*反復する
単語を繰り返し書いたり読んだりする。数学なら一つの公式を習ったら、例題→基本問題→応用問題と演習をします。これが確実に記憶させるための方法です。

宿題はなぜ大切なのか?

みなさん、宿題はしたことありますか?ちゃんとやってなかったという人が多いのではないでしょうか。私もその一人です。
「宿題をしなさい!」と保護者や学校の先生は口酸っぱく言われた記憶があると思います。
現在お子さんがいらっしゃる方は、自分が毎日「宿題をしなさい!」と言っているのではないでしょうか。
宿題はなぜやらないといけないのか?それは、宿題が大切なことだからと思っているからです。ですが、宿題がなぜ大切なのかを考えたことはありますか?

理由ひとつは、人間が「忘れる」生き物だからです。
昨日の夕飯はなんだったか思い出してみてください。お昼ご飯はどうでしょう。思い出せますか?
結構忘れてしまっていますよね。これは普通のことです。起きた出来事のすべてを記憶して生きていくことはできません。
脳にもコンピューターと同じように、記憶容量に制限があります。また、環境は日々変化していきますので、新しい記憶に書き換え・更新をしながら生きていくために、不必要だと脳が判別したものは消されていきます。これが忘れる仕組みです。

また、脳は時間の経過ととともに忘れるということが研究によって明らかになっています。エビングハウスの「忘却曲線」です。脳科学をかじったことのある人、教育について勉強をした人なら聞いたことがありますよね。
20分後には42%
1時間後には56%
1日後には74%
1週間後には77%
1か月後には79%
仮に、最初が100%の記憶だったとしても、1か月たつころには覚えている内容は20%程度まで低下してしまうのです。
つまり、学校や塾などで一生懸命勉強をしても、家まで帰宅する時間が1時間かかれば半分まで忘れてしまうということなのです。

脳の記憶は、その長さによって、一時記憶、短期記憶、長期記憶に分けられます。
一時記憶は、短い時間だけ保持される、その時だけの記憶です。覚えられる項目もわずかです。
勉強で暗記や記憶をする場合は最初は一時記憶なので、20秒たてば忘れてしまいます。
ですから、その内容を一時記憶から長期記憶に入れる必要があります。